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認知科学セミナー

2019/8/8

このたび、立命館大学の武藤拓之先生をお迎えして
「認知科学セミナー」を開催いたしました。

 

8/8(木)の12:00から、稲盛財団記念館3階中会議室にて行いました。
詳細はこちらをご覧ください。

 

 

—以下、当日の講演の抄録です—

 

認知心理学における統計モデリングアプローチ

 

武藤拓之
立命館大学OIC総合研究機構 プロジェクト研究員/日本学術振興会 特別研究員

 

近年,心理学においてベイズ統計学への関心が高まりつつある。とりわけベイズ統計モデリングはデータの生成メカニズムを柔軟に表現するのに適しているため,人間の情報処理過程の解明を試みる認知心理学においても有用なアプローチとなることが期待されている。本発表では,認知心理学における統計モデリングの適用例を紹介し,統計モデリングアプローチの利点と限界について議論する。特に,発表者がこれまでに行ってきた心的イメージ・意思決定・記憶に関するモデリング研究の内容について詳しく解説する。