今年度第1回目となる京都こころ会議研究会を、6月9日(水)に開催する運びとなりました。
今回は、東京大学大学院人文社会系研究科所属で日本学術振興会特別研究員(PD)の原塁さんに、音楽学の観点からご発表いただきます。
詳細は、下記をご覧ください。
今回の研究会は、Zoomでの開催となります。
研究会へのご参加をご希望の方は、担当中谷までご連絡いただけますと幸いに存じます。
ご連絡いただいた方にZoomのアドレスをお知らせいたします。
中谷:nakatani.mori.6s[at]kyoto-u.ac.jp
※お手数ですがメール送信の際[at]を@に変えてください。
ご参加お待ちいたしております。何卒よろしくお願いいたします。
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2021年度 第1回京都こころ会議研究会
日時: 2021年 6月 9日(水) 18:15-19:45
場所: Zoomのみ(ご連絡いただいた方にアドレスをお知らせいたします)
講師: 原塁さん(東京大学大学院人文社会系研究科/日本学術振興会特別研究員PD)
専門領域:音楽学/美学・芸術学
タイトル:
「武満徹の霊性:関係、自然、共同体」
概要:
本発表では、戦後日本の作曲家である武満徹の1970年代以降の美学を中心に論じます。1960年代まで「西洋と東洋の拮抗」という課題に取り組んでいた武満は1970年代に入ると西洋音楽の伝統に改めて向き合いはじめます。そこでクロースアップされた概念のひとつが「関係」であり、ここには人と人、自然、霊的次元との交流が含意されていました。本発表では、この「関係」概念に比重を置き、芸術作品と共同体といった論点も交えながら、武満後期の音楽美学が持つポテンシャルを探ります。