心理学系 学部科目

人間科学系

人間をめぐる現代的状況を背景にし、「思想」「社会」「文化」を基軸に人間についての全体的理解を目的としています。「思想」研究では、哲学や倫理学の伝統に基づく人間存在についての思想的解明、造形芸術や演劇など人間の創造行為の研究がなされます。「社会」研究では、人間の社会行動についての実証的・理論的研究が行われます。「文化」研究では、文学作品を中心とした表現文化についての研究、歴史学と社会学を踏まえた文学・映画研究が行われます。

認知情報学系

脳・身体・言語・数理情報などに関する研究を通じて、人間の多様な創造世界に関する理解を深めることを目標とします。また、運動医科学や代謝栄養学の立場から、適切な食生活や運動習慣からの逸脱および遺伝的要因により発症する生活習慣病のメカニズムを探求するとともに、精神機能とその破綻要因についても学びます。人間の健康や脳の機能から、人間の認知、行動発現、言語機能の探究、そして、その基礎となる運動・代謝栄養医科学、情報科学や数理科学にいたるまで、総合的に学ぶことを目標とします。

人間科学系

認知情報学系

共通

☆公認心理師受験資格のために履修が必要な科目、 ※隔年開講

行動・環境文化学系

行動・環境文化学系は、心理学・言語学・社会学・地理学の四つの専修から構成されています。心理学専修では、心とは何かという問いに対して、心のはたらきを科学的手法を用いて解明することにより、答えようとしています。主として知覚、認知、学習、記憶、思考、意識、社会的知性、ならびにその進化と発達過程について、ヒトだけではなく動物をも対象として、認知科学的方法や、神経科学、進化生物学、情報科学などとも関わる多様な実験手法を用いて研究し、教育しています。仮説をたてて実験や調査をおこなうことを通して、心や意識のはたらきについて学び、各自の関心に沿った研究テーマで卒業論文を作成します。

行動・環境文化学系

☆公認心理師受験資格のために履修が必要な科目

現代教育基礎学系(発達科学)

現代教育基礎学系(発達科学)は、哲学、思想、歴史、心理学などに基盤を置く専門分野から構成されており、学校教育にとどまらない、ヒトの生涯発達にかんする諸事象の研究・教育を行っています。教育方法学講座(発達科学分野)では、胎児期から死を迎えるまでヒトの行動と脳がどのように発達していくのか、その過程でみられる定型-非定型性をどのように捉えるべきか、遺伝的資質と環境は発達にいかなる影響を及ぼすのかといったヒトの本質に関わる諸問題を解明するための教育・研究を行っています。心理学、発達科学、神経科学などの手法を習得し、自ら実験調査をおこなうことで卒業論文を作成し、ヒトの脳と心の発達を科学的に理解する力量を身につけることを目指しています。

教育心理学系

教育心理学系では、教育心理学、認知心理学、臨床心理学を中心に活発な教育・研究活動が行われています。教育心理学では教育活動に密接にかかわる心理学的諸側面に関する知識の習得とその応用をめざします。認知心理学では、記憶、意思決定、他者理解、共感といった高次認知過程に関する理論や知見を学習し、心理実験・調査等を実施して各自の研究をまとめます。臨床心理学では人格の形成、心理療法の諸理論、心の健康とストレス等に関する基礎知識を習得し、種々の心理検査の実習を通して臨床実践に役立つ手法を身につけます。

現代教育基礎学系(発達科学)

教育心理学系

共通

☆公認心理師受験資格のために履修が必要な科目、 ※隔年開講