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【2022年12月18日(日) 14:00~16:30】ハイブリッド開催
公開シンポジウム「人生100年時代、なぜ今、漢字の手書きが重要なのか?」

2022/10/30

12月18日(日)午後に、漢字の手書きをテーマにした公開シンポジウムを開催します。
現地(時計台百周年記念ホール)とオンラインのハイブリッドです。
参加費無料で、どなたでも参加いただけますので、ぜひご参加ください。

 

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公開シンポジウム
人生100年時代、なぜ今、漢字の手書きが重要なのか?
~基礎学力の形成から認知症予防まで~

 

日時: 2022年12月18日(日)14:00~16:30
会場: 京都大学 百周年時計台記念館 百周年記念ホール
    オンライン配信(Zoom使用)
申込み:オンライン参加の申込URLは以下です(現地参加は申込不要)
    https://e-webseminar.jp/kkp
申込受付期間:2022年11月 2日(水)17:00迄

 

詳細は下記リンクをご参照ください。
https://www.kyoto-u.ac.jp/ja/event/2022-10-24-1

 

概要:
近年の目覚ましい技術開発に伴い、スマートフォン、タブレットなどが日常的に普及し、必然的に学童期や成人期以降の漢字の手書き習慣が減少しています。
一方、未曾有の超高齢化社会に突入した我が国では、認知症患者の急速な増加が社会的に大きな問題となっています。

 

これらの社会情勢を踏まえ、京都大学医学研究科臨床神経学講座と精神医学講座は2017年より日本漢字能力検定協会と「ライフサイクルと漢字神経ネットワーク」に関する学際研究を立ち上げ、漢字の認知機能におよぼす効果を科学的に検証してきました。
その結果、子供の基礎学力形成および高齢者の認知症予防と漢字の手書き能力との関連を示すことができました。
本シンポジウムでは研究成果をわかりやすく紹介するとともに、漢字教育の専門家も交えて総合討論を行います。

 

身近にある漢字をテーマにした本シンポジウムを通じ、一生涯における漢字の手書きの意義を再考する一助となることを期待しています。

 

プログラム:
14:00-14:05 はじめに 木下彩栄(京都大学医学研究科人間健康科学 教授)
14:05-14:10 開会の挨拶 高橋良輔(京都大学医学研究科臨床神経学 教授)
14:10-14:45 「デジタル時代における国語科の手書きをどう考えるかー漢字習得の観点からー」 棚橋尚子(奈良教育大学国語教育講座国語科教育 教授)
14:45-15:20 「これからの時代に漢字を手書きで学ぶ意義ー認知機能の生涯発達の観点からー」 大塚貞男(京都大学医学部附属病院精神科神経科 特定助教)
15:20-15:55 「『超高齢化』と『デジタル化』の共存社会において漢字の手書きを再考するー認知症予防の観点からー」 葛谷聡(京都大学医学研究科臨床神経学 准教授)
16:00-16:25 総合討論
16:25-16:30 閉会の挨拶 村井俊哉(京都大学医学研究科精神医学 教授)

 

共催:京都大学大学院医学研究科(臨床神経学・精神医学)、公益財団法人 日本漢字能力検定協会