2024年8月2日に、浅野倫子准教授が、「共感覚:入力されていない情報が意識に上る」について、ご講演をされます。
共感覚とは、「京」に淡い黄色の印象を覚えるというように文字に色を感じたり、音楽に色を感じたり、数字や日付に特定の空間配置があるように感じたりするなど、何らかの情報(例:文字)の知覚・認知処理によって、入力されていない情報(例:色)の知覚・認知処理が引き起こされ、自動的に意識に上る現象です。
一般人口中の一部の人だけが経験するものですが、近年の研究の進展により、人間一般の言語等の学習と密接に関係する可能性が明らかになってきました。
本講演では、そのような研究を中心にご紹介します。
人間の内部での情報表現や、ボトムアップ処理とトップダウン処理の関係などについて、ざっくばらんに議論できる場になれば幸いです。
ぜひ、ご参加下さい。
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共感覚:入力されていない情報が意識に上る
教育認知心理学演習 講演会
講演者:浅野倫子 東京大学大学院人文社会系研究科/文学部 准教授
日時:2024年8月2日(金) 13:15~14:45
会場:総合研究2号館 第一講義室